2005年01月25日

マンゲツ。

月の明かり。

月とは夜の象徴。
夜闇の一条の光明、絶望を呼ぶ希望。
望みがあるからこそ人はそれが叶わぬと嘆く。
誓いがあるからこそ人はそれが果たせぬと憤る。

真の闇には真の夜には望みなど、誓いなどありようもない。
希望のない世界には絶望もまた存在しない。

だがそれは幸いだろうか。
しかしそれを災いと呼べるのか。
確かに絶望は災いではある。
絶望をなくすために希望さえもなくしてしまうのは幸いなのか。
確かに希望は幸いではある。
希望を得るために絶望までも呼び込んでしまうのは災いなのか。

ならば夜空に浮かぶこの真円、あの輝く黄金は。
希望を見せる幸いか。
絶望を呼ぶ災いか。
それともこんなことを思考させる狂気なのか。

LunaticMoon

Posted by fallener at 2005年01月25日 05:40
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